学びを積み重ね、未来の現場を支える存在へ
──新規学卒社員が語る、入社からの成長とこれから
はじめに
2025年4月に入社した新入社員のIさんとYさん。
配属された製造1課での業務を通じ、少しずつ仕事に慣れ、周囲の支えを受けながら成長を重ねています。今回は、お二人が感じてきた気づきや研修で得た学び、そしてこれからの目標についてお話を伺いました。
それぞれの背景と、入社のきっかけ
Iさんは大学時代、機械系の研究室に所属し、旋盤加工についても学んでいました。教授からの紹介が当社との出会いとなり、自身が学んだことを活かせる環境を求めて入社を決めたといいます。一方でYさんは文系出身で、経営や情報を学んでいました。幼いころから“ものづくりに関わる仕事”への憧れがあったと話し、ハローワークで当社の求人を見たことが応募のきっかけになりました。
経歴は異なるものの、「ものづくりに挑戦したい」という気持ちは共通しており、二人とも新しい環境へ前向きな気持ちで飛び込んだことが伝わってきます。
製造1課での業務──細かな変化を捉えながら進める毎日
お二人は所属する製造1課で、金属加工を行う機械の操作や寸法管理、刃物交換など、工程の根幹となる作業を担当しています。Iさんは現在、6〜7台の機械を受け持ち、それぞれの特徴や癖を把握しながら作業しているとのことです。
「温度変化や刃物の摩耗で寸法が変わるので、適切に設定されたタイミングで計測し補正しています」と話すIさん。機械によって変化の傾向が少しずつ異なるため、注意深い観察が必要になるそうです。
Yさんも同様に材料のセットや刃物交換、寸法チェックなど、工程全体に関わる作業を行っています。最初は慣れない作業の連続だったと振り返りながらも、「回数を重ねるうちに体が覚えてきて、作業の目的や意味が分かるようになってきた」と話してくれました。
刃物交換は経験が求められる作業で、交換後の寸法合わせはまだ難しい部分があるとのことですが、それでも毎日の積み重ねで少しずつ安定してきた実感があるといいます。

トラブル対応で求められる「まず考える」姿勢
現場では時に想定外のことが起き、原因を探りながら適切に対処しなければならない場面があります。二人は日々の業務の中で、「まず自分で原因を考え、仮説を持って上司に相談する」という姿勢を学びました。
Iさんは、「こうだと思うのですが、と自分の考えをまとめてから相談するようにしています」と語り、Yさんも「調べて分かることはできるだけ調べてから聞くようにしている」と話します。これは単に“教えてもらう”だけでなく、自ら考える力を育てるうえで大切な姿勢です。
刃物の不具合が発生した際は、交換作業や調整に想定以上の時間がかかる場合もあります。そうしたイレギュラー対応も含め、トラブル時の対応が少しずつ身についてきたと二人は実感しているようでした。
合同研修で得た気づきと、新たなつながり
今年の新入社員研修は、他社との合同で実施されました。数回に渡り各回ごとに参加企業に集合し、仕事への向き合い方やメンタルマネジメントを学ぶ座学のほか、合同研修先となった自社の紹介と工場見学の受け入れを行ったり、山登りによる環境学習など、日常とは違う視点で取り組む内容も多かったそうです。
「他社の同期と悩みを共有できたことが良かったです」とIさん。

画像:他社との合同新入社員研修の様子。
吉際さんも「自分だけじゃないんだと思えたことで気持ちが楽になった」と話し、視野が広がるきっかけになったと振り返ります。
機械の前だけでは得られない学びがあったようです。
職場で感じたギャップと、その乗り越え方
実際に働き始めてから感じたギャップについても伺いました。
Yさんは「工場はあまり会話がないイメージだった」と話しつつも、実際は先輩が声をかけてくれたり、困っていれば手を差し伸べてくれる環境で、良い意味で印象が変わったといいます。
一方で、材料の重さや切削油の取り扱いなど、日々の作業を通じて慣れが必要だと感じながら、少しずつ順応していっています。

小さな達成の積み重ねが自信につながる
仕事をしていて嬉しいと感じる瞬間について尋ねると、「予定通りに工程が終わったとき」や「先輩に助かったと言ってもらえたとき」といった言葉が返ってきました。
Yさんは、上司が忙しいときに自分のサポートが役に立ち、感謝された経験が嬉しかったと話します。Iさんも、作業がうまく進んだときやトラブルへ冷静に対処できたとき、自分の成長を実感することがあると語ります。
こうした「小さな成功体験」は、毎日の積み重ねによって自信へとつながり、新入社員としての成長を後押ししています。
これからの目標──教える立場を見据えて
最後に今後の目標を伺うと、二人とも「来年の新人を教えられるようになりたい」と話してくれました。
Yさんは、加工以外に興味のある分野もあり、将来的には社内全体の流れを理解したうえで幅広い業務に挑戦したいと話します。
Iさんは、自分が学んだことを後輩へ伝えられる存在になりたいとし、「環境や安全を守る立場になれるよう成長していきたい」と強い意志を語りました。

画像:工場内の様子
おわりに
慣れない環境の中で不安や戸惑いを抱きながらも、日々の業務と研修を通して着実に力をつけているお二人。教わる経験だけでなく、いずれは教える側へと成長しようとしている姿勢は、ものづくりの現場を支える大切な礎となっています。
これから二人がどのように成長し、現場で活躍していくのか。未来を担う若い力の可能性を感じさせるインタビューとなりました。