製造部における「製品検査」は、最終的な品質を守る重要な工程です。外観や寸法にわずかな不具合があっても見逃さず、製品として出荷できるかを判断する役割を担います。 今回は、パートタイム社員入社からフルタイムの正社員へとステップアップし、現在は顕微鏡検査を担当しているIさんに、日々の業務や検査員としての心構え、職場の雰囲気についてお話を伺いました。
一人で集中できる仕事を求めて
Iさんが当社を知ったのは、就職活動中にハローワークで求人票を見たことがきっかけ でした。
「一人で黙々と取り組む仕事が好きだったので、検査の仕事は自分に合っているのではな いかと思いました。顕微鏡を使うという点にも興味がありました」と振り返ります。
入社当初はパート勤務でしたが、約 2 年前に会社から正社員登用制度により、より安定した働き方を望んでいた飯塚さんは、その機会を前向きに捉えて活用しました。
顕微鏡での細かな検査──求められる集中力
現在、Iさんは主に自動車関連部品の外観検査を担当しています。顕微鏡を用いて細かな 傷や異物の付着などが無いかを確認し、良品・不良品の判断を行います。
1 日に扱う数量は 2000〜2500 個ほど。根気と集中力が求められる業務ですが、経験を重ね るごとにスピードと判断力が向上してきたといいます。
「最初はなかなか早く進めることができませんでしたし、不良品の見極めも難しかったです。そ れでも作業を続けるうちに、どんな状態が NG なのか、どこを注意して見ればよいのかが自 然と分かるようになってきました」
自分が検査した部品が車に使用されると知ったときは、責任の重さを強く感じたとも話し ます。命を預かる製品に関わる仕事だからこそ、緊張感を持って日々業務に向き合っている そうです。
「見逃さない」「思い込まない」──検査員としての姿勢
検査業務において飯塚さんが特に意識しているのは、「NG を見逃さないこと」と「思い込 みで判断しないこと」です。
「迷ったら必ず上司に確認するようにしています。自分で“たぶん大丈夫だろう”と決めつけ てしまうと、後で大きな不具合につながる可能性があります。自分を過信しないことが検査 員として大切だと感じています」

画像:検査装置による全数測定検査とカメラによる自動検査
こうした判断の背景には、周囲へ確認しやすい環境が整っていることも大きく影響してい ます。 Iさんは「上司や先輩はいつも丁寧に教えてくださいますし、質問をしても嫌な顔をされ ることはありません」と話し、職場の安心感が自分の成⻑につながっていると実感している ようです。
安心して働ける職場環境
職場の雰囲気について尋ねると、「とても働きやすいです」と笑顔で答えてくれました。
「工場勤務というと厳しいイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、実際には穏や かな雰囲気で、休憩時間には自然と会話が生まれます。」

画像:秩父の山並みが望める食堂、休憩スペース
設備面の使いやすさも職場環境の良さにつながっているといいます。食堂には電子レンジ や冷蔵庫、ウォーターサーバーがそろい、社内簡易コンビニのような販売機も設置されているた め、昼休憩がより快適に過ごせるようになっています。
上司への信頼と、今後の目標 正社員となった現在、Iさんには新たな目標も生まれています。
「検査のスピードと精度をもっと高めたいですし、いずれは上司のように“なぜこの不良が 起きるのか”を製造側と話し合えるような知識と視点を身につけたいと思っています」

画像:本社製造部検査スペース
ただ検査を行うだけでなく、製造の不具合要因を理解し、改善につなげる視点を持つこと。 Iさんの目標は、検査業務の枠を超え、品質向上に貢献できる存在になることです。
最後に
最後に、これから入社を考えている方へのメッセージを伺いました。
「丁寧に教えてくださる上司や先輩がそろっているので、未経験でも不安に思わずに入っ てきてほしいです。私自身、質問をしながらたくさん助けていただきました。今度は自分が 支えられるように頑張りたいと思っています」
一つひとつの製品を丁寧に確認し、品質を守る役割を担う製品検査員。 Iさんの真摯な姿勢は、シバサキ製作所のものづくりを支える確かな力になっていまし た。
インタビューと記事作成協力
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